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浅草キッサです。 先日インフルエンザになった際になぜか書いていたさして面白くもない、それっぽいコラムみたいなものがあったので投稿します。 読み返したらさして面白くなかったので驚いています。 インフルエンザ患者の朝は遅い。 近所に新装オープンしたらしいパチンコ店の開店の音で目が覚める。タイのホテルの外から聞こえてきた謎の祭の音を思い出す。眠すぎて三人ともベッドから起き上がって確認する体力がなかったのだが、あれは明らかに「めちゃやばい祭」だった。 今回の音は祭ではなく新装オープンだったので朝からテンションが下がる。 部屋に充満しているであろうインフルエンザ(A型)の菌を殺そうと、無意味に高級ファブリーズのようなものを撒く。 何もすることがないなあ、と思いながら、iPadでテザリングをしたiPhoneでAmazonビデオを眺める。酔いやすいので、映画を観るときはなるべく小さいデバイスで観るよう心がけている。昔ハリーポッターとアズカバンの囚人を映画館の1番前の席で観てしまったときは、開始10分で吐き気を催しその後ずっと映画館のトイレにこもっていた。映画館はトイレまでゲロ甘いキャラメルポップコーンの香りが漂っているので本当にやめてほしい。 Amazonビデオのラインアップの中にトレインスポッティングがあった。実はトレインスポッティングは何だかんだ観たことがなかったので観ることにする。 序盤からトイレにつっこむシーンや汚物が飛び交うシーンが出てきて笑った。汚い。ドラッグの出てくるドラマや映画が好きなのがなぜかは説明できないが、スカッとする。が、ヘロインを打つシーンは痛い。血管が破裂してしまうんじゃないかと心配になる。映画的素養がないので、汚かったなあ、クラブで引っ掛けた女の子が翌朝制服姿で登場するの、エロかったなあ、内容がなくて面白かったなあ、という感想を持ってアプリを閉じる。 途中から、主人公のユアンマクレガーが松井どんぶりの作者、どんぶりさんにしか見えなくなりストーリーが頭に入ってこなかった。 LINEとInstagramとTwitterを行き来しながら時間をつぶす。 暇だ。 部屋を徘徊して、まだ読んでいなかったstudiovoiceを開く。黒い表紙、黒いページなので手の油分がつくと目立つ。こすってもとれない。悲しい。 MEGOMIが部屋の前に置いてくれていた面白マンガセットのひとつ、清野とおるを読み始める。彼はどうしたらあんなにも変態に遭遇するのだろうか。ずるい。 かく言う私も、昔のブログで書いたが小さい頃に「おじさんはウサギの研究をしてるから検体として唾をくれるかなおじさん」に声をかけられたことがある。完全に事案だ。 清野とおるを読み進めながら、面白いページがあったのでBGMで流していたラップと共にそのページをムービーにおさめてInstagramに投稿した。これを1人で撮っている姿を想像してもらうと結構気持ち悪い。特に失うものもないが、ふと気づいた人がこれを撮っている姿を想像して、ちょっと気持ち悪いなと思われるというリスクを背負いながら動画を投稿しているのである、くだらない。 こうした全く生産性のない行動を経て、夜を迎える。 謎に青椒肉絲を作りたくなって、サンダルをひっかけスーパーへ向かう。 マスク防備されていない眼球部分に冷たい夜風があたり、痛い。
by kidensen
| 2016-11-27 17:58
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